原子力発電

21世紀人類の知恵

1:原子力発電の仕組み

電気が発生するまでの原子力発電の仕組みは、原子炉(図1)の中で、ウランが図2のように中性子(素粒子の1つ)を吸収し図1ー1の場所で核分裂が起こり、その時に熱を発生して300度以上の熱湯を作る。この熱湯で図1ー1の場所で図1−3の場所で蒸気の力でタービンを回して電気を発生させる
加圧水型軽水炉(図1)

(注)日本では、この加圧水型軽水炉と沸騰水型型水炉があり半々の割合で使われている。

2:原子力と日本のエネルギー

日本のエネルギー需要の推移は図3の通りで、この図から分かるようにエネルギー源は、石油を中心に天然ガス、、石炭がほとんどを占めている。また、これらのエネルギー源は8割以上が輸入に頼っている。このような日本で、ますます原子力は重要なエネルギー源となっている。日本における原子力は、発電電力量で比べてみれば3分の1を占めていて、今では欠かせないエネルギー源になっている。
日本のエネルギー需要の推移(図3)

3:原子力発電の疑問点

原子力発電について調べて行く中で疑問に思った点についてさらに詳しく調べることにしました。

(疑問1)

今まで調べたとおり日本では石油源エネルギーを8割以上輸入に頼っているため、安定したエネルギー源を必要とすることは分かったのですが、他にどうしても原子力発電が必要な理由があるのだろうか。

(調べた結果)

資源の乏しい日本では石油、石炭、天然ガス、原子力などいろいろなエネルギー源を上手く使っていくことが必要で、その中でも原子力発電は少しの燃料で大きなエネルギーが得られ、21世紀に向けて日本の電気を支えるエネルギー源として必要なものになるそうだ。

(疑問2)

去年の7月に敦賀発電所2号機の一時冷却水水漏れ事故が発生したときの報道がありましたが、原子力発電は本当に安全なのだろうか。

(調べた結果)

原子力発電の機器は、誤って操作をしてもそれに十分耐えられるように設計されているが、万が一異常が発生しても、その異常が大きくならないようにし、周辺へ放射性物質を流さないようにするため、原子炉を「止める」、燃料を「冷やす」、放射性物質を「閉じこめる」など何重にも安全対策がされているそうだ。

4:まとめ

原子力発電について色々調べてきましたが、やはりこれらは21世紀に向けて、さらに安全な環境にやさしいクリーンなエネルギーとして風力発電、波力発電、地熱発電、太陽光発電などの開発が必要だと思います。




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