ソーラー発電

*限りある資源と限りない太陽エネルギー*


☆ソーラー発電とは?☆
太陽の光から電気を作り出すシステム。石油などの資源を使わず、太陽のクリーンなエネルギーを利用するので、資源問題、環境問題から考えると今後期待される発電方法だ。

☆どうすれば電気が使えるか?☆
家庭用のソーラー発電は普通、住宅の屋根に太陽電池モジュールを貼り付ける。モジュールは約1m四方のパネルで、発電量や屋根の面積に応じて枚数を選択する。モジュールで出来た電気は集められインバータで家庭用の交流電力に変換し、家庭の分電盤に接続される。

☆どのくらいの電気が出来るのか?☆
一般の家庭用では各社1KWくらいから5KWくらいのシステムが用意されている。(3KWでモジュール20枚くらい)3.5KWで年間約10万円分の発電が予想される。(大阪)太陽が出ていないときは?太陽が出ていないときは、当然発電されない。その時は、普通通り電力会社から電気を買うことになる。逆に発電量が使用量を超えた分は電力会社が買いとってくれる。自動的に制御されるので、切り替えなどの操作は不要だ。

☆災害時でも有効?☆
停電時は非常用のコンセントから電気がとれる。でも、地震で家が倒壊すれば、発電パネルも壊れる。

☆高価すぎるのでは?☆
数年前まででは、まだまだ高価な物だった。現在では3.5KWのシステム全体で400万円だ。しかし、一般家庭に普及を促すために公的補助制度があり、10KWを限度に1KWあたり、34万円が助成される。(平成10年度)

☆もうけはあるか?☆
耐久年数が20年くらい。はっきり言って、もうかることはないと思う。もうけようと思う人は他に方法を考えた方が良い。

太陽発電はひかりを受けると電気エネルギーを発生させる一種の半導体「太陽電池」を利用した発電方式だ。図に示すように、P型とN型を接続したシリコン半導体に太陽光線が当たると、負の電気と正の電気が生まれ、負の電気はN型シリコンへ、正の電気はP型シリコンに移動し、電極に電圧が生まれる。この電極に外部から電球のような負荷を接続すると電流が流れて点灯する。この原理を使い、周辺技術も応用して太陽光発電が実用化されている。

☆長所☆
1,無尽蔵約40分に陸地が得る太陽エネルギーの総量は人類があらゆる形で使用している年間エネルギー総量に等しいと言われている。
2,無公害利用する、しないに関わらず太陽は地球を温めているから、他のエネルギーのように地球の生態系を乱す心配がない。
3,身近日光が降り注ぐ感覚はとても一般的なので、誰でも簡単に太陽エネルギー利用のイメージをつかめる。
4,無国籍石油のように輸入に頼ることもなく、国産エネルギーとして利用できる。

☆短所☆
1,低エネルギー密度もともと地上に届く太陽エネルギー密度は、1・当たり1KW程度と低いので大電力を得ようとすると広大な面積が必要だ。たとえば100万KW相当(平均的な原子力発電1基分)の電力を得ようとすると240・(甲子園球場の約6000倍)の敷地が必要となる。
2,低変換効率太陽発電のエネルギー変換効率は太陽電池の性能により、決まる。現段階ではまだ20%以下にとどまっている。
3,低利用率雨・曇りの日や夜間は発電できず、また日照時間の短い季節にもあまり活用できない。
4,高コスト設備コストが高く、充電池と併用して夜間などにも使おうとすれば、さらにコストがかかる。

☆わかったこと☆
エネルギー需要量は将来増加すると言われているが、エネルギー原料の55%は輸入に頼っているそうだ。地球の限りある化石燃料が急激に消耗されており、またその消費により地球は害されてきた。太陽エネルギーは人類にとって無害で限りなく、発電はどこでもやりやすい。各国における太陽エネルギーの利用システムは支持され、高められるべきであろう。

☆その他の発電☆
地熱・火力・原子力・水力・風力・波力・潮力・・・このようにたくさんの発電方法があるが、その土地の環境・地理的なことを考えながら、一番適する方法で行えば良い。
(一部、朝日ソーラー株式会社の「ソーラー発電」より引用)  




次の人へ   Indexへ