原発

危険な発電


■原発とは何か?


   原発は、原子力発電の略語で、今ではもう定着している言葉です。原子力発電は原子核(原子の中心にある核のこと)が壊れるときに発生する熱で、水蒸気を発生させ、蒸気タービン発熱機を回して電気をおこします。

■事故


●世界


 これまでに起こった大きな事故は、アメリカのスリーマイル島原発で起きた「炉心溶触」。そして、ウクライナのチェルノブイリ原発で起きた「原子炉暴走」があります。炉心溶触というのは、原子炉(中にウラン・トリウムなどを入れて核分裂反応を起こさせる整備)でつくられた放射能の熱を冷やすのに失敗して燃料が溶ける事故です。原子炉暴走というのは、核反応のコントロールに失敗して、炉心が爆発する事故です。これらは、原発事故の中で最も危険なタイプです。

●日本


 国内で起こった大きな事故は、去年の9月、茨城県東海村の核燃料加工会社「ジェー・シー・オー」東海事務所で起きた臨界事故があります。1人死亡者が出るという、悲惨な事故でした。本来の工程にない無許可のステンレス製バケツを使った手順違反。そして、沈殿槽に制限量の数倍のウラン溶液を入れるなどの保安規定違反が、事故原因につながったとされました。

主要国の原発発注状況
          85 86 87 88 89 90 91 92 (年)
 アメリカ  0  0  0  0  0  0  0  0
  フランス  1  1  1  0  0  0  1  0
 日  本  1  0  4  1  2  0  2  1
 韓  国  0  0  2  0  0  1  2  2    (原発を読むから引用)

■疑問に思ったこと


放射能を使う原発には、多くの危険があることを私は知りました。このような現実の中で他の人々は、原発に対してどのように考えているのか疑問に感じました。

これは、99年8月22日の読売新聞に載っていたグラフです。原発に不安を感じるとした人は、「不安である」(15,5%)、「何となく不安である」(58,8%)



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